遠眼鏡屋2

都民の総意として豊洲に移転するのが望ましい

豊洲の市場予定地の地下水が予想以上に汚染されているのが明らかになって、これを移転の是非にどう結びつけるかで意見が割れている。地下水が汚れているといっても、その地下水を市場で使うのでないからあまり神経質になる必要がないというのが専門家や識者の多数説のようにみえるが、ちょっと視野が狭いと感じるので書いている。

すなわち近い将来やってくる首都直下型地震の影響を考慮にいれなくてよいのかと思うのだ。先の3.11の際の液状化現象を見るまでもなく、埋立地豊洲の地下がそれなりに壊れ、土壌噴出、建物床面損壊といった被害が多発することは想定しておくべきであろう。ベンゼンその他の揮発性ガスの発生も予見される。その場合、市場再開までに数カ月を要する事態も考えられる。

こういったリスクを覚悟して豊洲移転を決行するかどうかを決めなくてはならない。一都知事の政治決断に任せるべき問題ではない。小池都知事自身も判断の誤りと言われるのは御免蒙りたいであろう。ここは一番なんとしても都民の総意のありかを模索すべき段階ではなかろうか。