遠眼鏡屋2

ギリシャの困難

EU、ECB、IMFからのギリシャへの金融支援は2月末が期限であるそうだ。緊縮財政がうまく行き、通貨ユーロの危機も遠ざかったとおもっていたら、ギリシャ国民の我慢の限界がきたようで、急に問題化している。

欧州が抱える二つの火種 ギリシャ「3月危機」とデフレ
ユーロが欧州にもたらしたのは統一よりも分裂か

二つのエッセイからは、関係各国がギリシャのユーロ圏離脱を本気で念頭に置いているように見えないのだが、不思議なことだ。以前経済学者の竹森さんが最適通貨圏の理論からみても無理のあるギリシャのユーロ圏残留を問題と思わない欧州政治家にあきれていた記憶がある。

一旦離脱し、新通貨のもとで国際競争力を回復し、十年ほど国情を整えて、あらためて再加入するという道筋は不可能なのであろうか。また離脱時の混乱を最小限にするために、毎月小幅な平価切下げを繰り返す、同国への緊急融資態勢をつくるなどの計画的なギリシャ対策を講じる道はないのであろうか。三方一両損の発想はヨーロッパにはないのであろうか。

広告を非表示にする