遠眼鏡屋2

楽しみ4

クリントン政権時の副大統領であったアル・ゴア氏が10年ほど前に「不都合な真実」という映画を主催・主演して地球温暖化問題の深刻さを世界にうったえ、その功績でノーベル平和賞を授与されたのは記憶に新しい。30〜40年後の地球に大変な災厄が訪れるとの内容であった。大げさな内容とは感じたが、京都議定書の主導国でもあり、折から長期のデフレ経済に悩み、戦後の高度成長の結果を内省しつつあった日本人たちは地球温暖化の危険な方向性を疑うことはなかったのではないか。

だがその時期、学者専門家の間ではその科学的根拠について疑義が取りざたされ、少しずつ温暖化論の矛盾点が世間に漏れ出してきたらしい。しかし、疑わしきは罰するというのか、欧米諸国の温暖化防止への熱意は止むことはなく、IPCC(気候変動政府間パネル)は報告書と提言を出し続けた。その第5次報告書が昨秋から今春にかけて発表された。

内容は7年まえの第4次報告同様、温暖化防止のための対策・政策に力点のかかった報告となったが、じつは報告書を作る裏側で、温暖化対策推進派と懐疑派の間に従来にないほど深刻な対立が持ち上がっていたという。

その間の事情については、以下二つの記事に詳しい。
乱闘になる温暖化問題
終息に向かう「地球温暖化」騒動

ところが、ここに、太陽活動という全く新たな方向から地球寒冷化の到来を予想する専門家がいるようだ。こちらについては、ネット上に情報はあまりない。むしろ3年まえのテレビ番組が要領よく論点を整理している。(「コズミックフロント 迫りくる太陽の異変」)

こうした諸々を総合して管理人が思うのは、今世紀末に向かって多少温暖化が進むという基調に異論はないが、それより早く数十年に及ぶ地球寒冷化の時代が到来する可能性が相当ありそうだということである。IPCCの報告書には申し訳ないが、寒冷化がもしあるとするなら、こちらの災厄こそが緊急の課題になるのは、歴史をみれば明らかである。

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