遠眼鏡屋2

インターネット犯罪に立ち向かうには賢くならないと

このところ世間の耳目を集めたインターネット犯罪が起きた。
<殺人予告>第三者が遠隔操作で書き込みか 演出家を釈放

早晩リンク切れになるであろうから、引用させてもらうと、


毎日新聞 10月7日(日)20時51分配信
<殺人予告>第三者が遠隔操作で書き込みか 演出家を釈放

 大阪市のホームページ(HP)に無差別殺人予告を書き込んだとして、偽計業務妨害罪で起訴されたアニメ演出家の北村真咲被告(42)が事件に無関係だった可能性が高まり、大阪地検が先月21日、勾留取り消しを請求し、釈放していたことが分かった。北村さんのパソコン(PC)は特殊なウイルスに感染し、第三者が遠隔操作した疑いが強いという。「成り済まし」で無関係の人が容疑者になり得るサイバー犯罪の捜査の課題が浮上した形だ。

 また、伊勢神宮爆破を予告する書き込みをしたとして三重県警に逮捕された津市の無職男性(28)のPCからも同種ウイルスが検出され、先月釈放されていたことも判明した。

 北村さんと津市の男性はともに「身に覚えがない」と一貫して否認していた。大阪府警などはウイルス感染の経緯解明を急ぐとともに、不正指令電磁的記録作成・同供用容疑を視野に捜査を進める。

 北村さんのPCは、第三者が遠隔操作でHPに勝手に書き込みできるウイルスに感染。キーボードの入力状況も外部から監視できるようになっていた。府警が8月26日に逮捕してPCを押収した際、ウイルスに感染させるファイルは既に削除されていた。殺人予告が書き込まれた後に、何者かが消去したとみられるが、その後の捜査で復元したという。

 北村さんは7月29日に「(大阪・日本橋にある通称)ヲタロードで大量殺人をする。歩行者天国にトラックで突っ込む」と大阪市のHPに書き込んだとして逮捕された。8月1日には「成田発ニューヨーク行き日本航空006便に爆発物を仕掛けた」と日航に電子メールが届き、飛行機が引き返すトラブルがあった。インターネット上の「住所」に当たるIPアドレスの捜査などから、発信元はいずれも北村さんのPCと確認された。

 大阪地検幹部は「第三者が書き込みをしたことの確認、解析には時間がかかる。起訴を取り消すかどうかすぐに結論は出せないだろう」と話している。【武内彩、三上健太郎、永野航太、田中功一】

上記記事を読みながら、二年前の 岡崎中央図書館 を思い出した。こちらは図書館ソフトの不出来が引き起こした犯罪誤認事件であった。

どの事件も善意の民が知らぬ間に犯罪に巻き込まれ、被害者どころか犯人に仕立て上げられる危険性がある怖さを孕(ハラ)んでいる。

<二つの感想>
・岡崎事件から2年たったが、相変わらずITへの無知をさらした警察・検察の奮起が望まれる。
・大阪と三重の事件については、ウイルスに忍び込まれた原因が報道から漏れている。おそらくウイニーやシェアなどファイル交換ソフト経由での侵入であったと疑われるが、記者がそこまで気が回っていないようだ。