遠眼鏡屋2

補助線は道州制

衆議院の定数削減については、小選挙区ゼロ増5減、比例議員40減の民主党案が今日にも本会議で単独採決される予定だとか。今朝のニュースショー番組で、上記民主党案に並べて、自民党案(小選挙区ゼロ増5減)と大阪維新の会案(定数480を240に削減)を表にまとめて映し出していた。

消費税増税と三位一体の関係にある議員歳費削減、および公務員給与の最終的2割カットの実現を待っている管理人としては、既成二党の小出しな提案にウンザリし、また維新の会のいわば遠大なスローガンを同じ表に並べるのには違和感を感じた。

スタジオの一部コメンテーターが触れていたようだが、衆議院の議員定数だけを240に減らしてほかは手をつけないなどというのは議会運営の実務からありえないことで、当然衆参両院の職掌範囲の大幅な削減を前提にしているものであろう。

スローガンの原図を描いてみれば話は速い。要するに、全国に道州制を施行し、大半の国家機能は道・州政府に移行し、中央政府連邦政府と呼んでも可)には外交・軍事など限定的な機能のみ残す。現行の国会議員および国家公務員の大半は道・州政府に移動する。

つまり、国会議員や国家公務員の首は道や州のレベルでつながるから、それほど心配はいらないということ。こうした大きなグランドデザインの変更について、民意が追いついて来ないと考える向きもあろうが、近年の一般国民の主権者意識の伸長には著しいものがあるから、理解の浸透は結構速いのではないかな。

なお、上でのべた政府とは、単なる行政府のことではなく、立法・行政・司法の総体のことである。念のため。

参考:橋下徹&大前研一が共闘宣言!大阪を変える、日本が蘇る【4】

広告を非表示にする