遠眼鏡屋2

WBC不参加問題

オリンピックの感動も冷めやらぬ今週であったが、尖閣諸島竹島慰安婦と何やら立て続けに外交の軋轢が押し寄せてきた。いずれも、言い出した側に退っ引きならぬ事情もありそうだから、ここは落ち着いて対処するのが良策だ。

幸い今回は政府がほぼ主権者国民の最大公約数の立場にたって、成熟国らしい対応に努めているので安心している。それにしても、年甲斐もなくわめく老人がテレビに映っているのは嘆かわしいことではある。

閑話休題。すこしニュースが途絶えているが、来年のWBCプロ野球選手会が不参加を表明した問題はその後どうなったのであろうか。アメリカ側の興行主と選手会の間にはいって何とか調整をつけたい球団経営側が、どちらかというと選手会に向かって妥協してくれないかと懇願顔のように見えたのが印象に深い。

過去二回ほどWBCの大会を見てきた。面白いには違いないのであるが、どうもアメリカが弱い感じであった。きけばアメリカ代表はメジャー選手は殆んどはいっていなかったという。彼らにとっては、そこで優勝するかどうかは二の次のことで、何よりも興行自体が成立し、売上の6割以上を獲得して野球選手の退職年金の原資を稼ぐのが最大の関心事であったらしい。

他方韓国はというと超一流選手を繰り出して、打倒アメリカ、打倒日本に全力を注いでくる。成り行き上、日本も超一流選手が初春の早い時期に体の状態をトップに持っていくという無理を強いられた。昨年4,5月に続いた有力選手の体調不良はWBC参加のあおりと言われたのを思い出す。

来年またも同じようなことが起きてはかなわねというのが選手会の気持ちであろう。そして忖度すれば、球団経営側も他国の選手の退職年金用にかりだされた選手が故障でもしようものなら大損害とおもうのが当然であろう。また、管理人のようなプロ野球愛好家も二流選手のアメリカチームが明らかとなった今、WBCにそれほどの興味を持たなくなっている。

もともと日本の参加については、特定球団との人縁を通じて始まったようだ。まあ、100%とはいかないが80%ほどの義理立ては済んだと見て良いであろう。

有力国の韓国と腹をわって参加問題を協議できるとよいのだが、当面それは難しかろう。単独行動になってしまうのは残念であるが、ここはいったん足を止めて、球団側が来年のWBCには参加できない旨アメリカ興行主に申し入れるのが至当と考える。

日本抜きのWBCが盛り上がったとしても、そこに向かったかも知れない応援熱狂の嵐と同程度あるいはそれ以上のプロ野球人気が国内シーズンで湧き上がる可能性が極めて高いのではないかな。

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