遠眼鏡屋2

政治経済

終身雇用を前提とする社会がベストではないということ

デフレ経済を招いた原因は需要不足だとする声は多いが、管理人は隣国の安い製品の大量流入がもっと大きな要因だと思ってきた。だが、ここに日本の雇用制度もデフレの原因だとする見方があった。 “本丸”としての労働市場改革何事にも耐用年数がある。昭和前期…

中国の新体制は尖閣をどう捉え直すか

焦点:中国新体制が尖閣問題で沈静化模索か、タカ派と一線前都知事の冒険主義から始まり前首相の勝負時の迷いから思わぬ迷路に入り込んだ尖閣危機であったといえよう。両国それぞれ大きな痛みからの脱出策を模索しているにちがいないが、何といっても今のと…

青森から福島まで高さ30mの植林防潮堤を築造する運動

被災地の瓦礫から防潮堤をつくる「森の長城プロジェクト」を応援しよう どこかのブログでも震災瓦礫処理の一案として防潮堤や河川堤防を提唱していた。もう国民運動としてこのような妙案が提案されているとは。些少であるが協力しようと思った。田中さんが指…

昨秋のレアアース報道は間違っていたと

昨10月世界のレアアース貿易で圧倒的な比重をしめる中国からの輸出が急減したことが報じられ、その原因は大需要家の一つ日本がレアアース買い付け先の多様化をはかり、かつレアアースを使用しなくてすむ技術開発を進めたことにあるとのことであった。管理…

FTA、EPA、TPP の勉強

表題は奥深いテーマ。特に TPP は多岐にわたって分かりにくい。 出典不明であり、注記などからは多分にバイアスを感じるが、簡便に要点がわかるファイルを見つけたので掲げておく(pptファイルだから、MS Office などオフィスソフトがあれば開くことができる…

賽は投げられた、、、か

Japan and United States Reaffirm Their Close Ties In a joint statement, the two governments agreed that if Japan does participate in the trade talks, there would be no exemptions stopping discussions on any products, a starting point the U…

政治認識vs歴史認識

先週NHKのニュースでも報じられていたワシントンポストの署名記事のことである。 Japan must face the past管理人のこの意見への感想は、政治的認識としては肯定できるが、文末に典型的にみられる歴史認識としては食い足りないなというものだ。論者はそれ…

インタゲ派とリフレ派(後)

2000年代半ばにようやく景気は底打ちした(つまり流動性の罠から脱出した)わけであるが、この原因について日本では、銀行等の不良債権処理が進み金融市場の正常化ができたからとする見方が多かった。が、アメリカの専門家などは、安い円相場(対ドル1…

インタゲ派とリフレ派(中)

リフレ派といえども適度のインフレーション実現を重点目標とする点ではインタゲ派と異ならない。しかし彼らの場合、目標にいたる途中のプロセスに並々ならぬ関心を寄せているように見える。もともとリフレーションは有効需要の増減による景気安定化政策の一…

インタゲ派とリフレ派(前)

元来、高インフレ経済の沈静化目標として考えられてきたインフレターゲットを1990年代の日本のように通常の経済金融政策では打つ手のないほどに湿った状態から反転活性化させる手段に使えるのではないかと提案したのはバーナンキやクルーグマンといった…

金融緩和とインフレーション

よく知られているように今の金利水準は短期金利(日銀政策金利=無担保コールレート翌日物)がほぼゼロ%、長期金利(10年物国債)が0.8%ほどと歴史的に非常に低い水準にある。長い期間低成長を続けているわが国経済において、短期より長期が高いイー…

確実な果実

前回はインフレターゲット政策について、経済(景気)の状態が現在より相当程度改善し、失業者は減り、所得もあがり、企業も儲かる、一言でいえば経済の成長を回復できるのかという観点から考えた。その結果、かならずしも確実に「良い状態」が実現するとは…

スタグフレーション

朝の寝床でふと思った。自民党の安倍さんからの日銀への圧力は強いらしく、白川さんが押し込まれているようだ。結局中央銀行の存在意義についての二つの考え方の違いと感じる。一つは「通貨の価値と通貨システムを守る」との考え、二つは「通貨価値、通貨シ…

下世話な話で恐縮であるが

野田さんに向けた最後っ○が三発あったとおもうなあ。1.有権者が野田さんを見限ったこと 彼がさんざん放ってきたガス攻撃への国民からの最後っ○。 2.落選閣僚の最後の記者会見 選挙が後倒しになったら彼らの得票はさらに少なくなっただろうに。 3.財務…

熱気なき大勝だとか

安倍さんの硬派の発言は選挙期間中ゆえのものと思うが、諸外国は懸念しているようだ。前回首相になったときは前任の小泉さんと違って靖国参拝を自粛したと記憶するが、今度も大局にたった大人の対応を期待しよう。

選挙では争点をめぐる意思判断をしめすこと

いつもより気ぜわしい年末である。家中の整理整頓、大掃除、それに年賀状を書かなくてはならないところに、総選挙である。テレビには各党の党首などがいろいろ主張を述べているのだが、「景気を良くします」とか「国を守ります」とかの課題を述べるにとどま…

TPPは洞ヶ峠を決め込んだらいかが

アメリカとオーストラリアの間の話し合いが縺(モツ)れてしまい、TPP交渉が進んでいないという噂をきいたのだが、細部のもつれなのか、それとも大きな枠組み段階で意見がまとまらないのか。わが国としては、「そーれ見ろ、日本抜きでは話はすすまないだ…

「維新」と「太陽」が合流とか

80歳、何でもありの慎太郎さんが橋下さんたちと一緒に選挙を戦うらしい。原発や消費税、TPPなどの争点は問わないことにしての合流だから、あくまで選挙区調整が主眼の結婚と見てよいであろう。ま、それでも、強力な自公民連帯の雲行きの中では止むを(…

ノーランチャート

選挙が近づくと管理人は自分の政治的な立ち位置をふり返る。その時々の争点や状況に応じて立ち位置は結構揺れ動く。わけが分からないこともある。そんな時ヨスガとなるのがノーランチャートだ。 ウィキペディアや 本当の右翼・左翼はこういう図で示される!…

デフレ脱却問題、面白グラフ

デフレの責任は誰にあるのか 政府・日銀「共同文書」の奇妙さ デフレ脱却の必要性はもう5年以上まえから唱えられていると思うが、先だっての政府日銀の共同文書でも改めて取り上げられている。担当相の前原さんのたっての願いというので渋々白川日銀総裁も…

ある記事

東京新聞(電子版)の筆洗にあった記事ベタな記事で読みにくいので、適当に段落づけをしてみる。 森喜朗元首相が産経新聞のインタビューに興味深い内情を暴露していた。昨年四月の都知事選に出馬する意思のなかった石原慎太郎知事を、前自民党幹事長で長男の…

前回の補足

前記事で、安定結婚問題と求人求職問題が一見似ているという趣旨のことを書いた。それの補足。どちらもマッチング理論の適用が可能な意味で似ている。だがリシャッフルが必要となる頻度が違うという意味で「一見」似ていると表現した。特に求人求職について…

マッチング理論、ホワット?

ノーベル記念スェーデン銀行賞(経済学賞)がマッチング理論で貢献のあった二人のアメリカの学者に与えられたが、マッチング理論が分からない。と思っていたら、2012年ノーベル経済学賞:マッチング理論 がわかりやすく説明をされておられる。勉強になった。…

ソフトバンクの成功を祈る

スプリント買収でソフトバンク合意 携帯電話世界第3位に孫社長の新たな事業展開には何度も驚かされてきた。パソコン関係の出版事業からインターネットのプロバイダ事業に手を伸ばし、やがてボーダフォン買収によって携帯電話に乗り出したのはつい数年まえの…

米国でも右傾化が進行しているように見える

先日紹介した米ワシントンポストの日本の右傾化を指摘した記事については、ほぼ的を射ていると認めるところであるが、他面同紙は自国の政治的空気が漸次(ゼンジ)右方向に傾いているのに気づいているだろうか。民主党のオバマ大統領と共和党のロムニー候補…

レアアース問題のその後は全く様変わりとなっていた

二年まえの中国漁船尖閣侵入事件の際、中国政府がレアアースの対日輸出を規制したことを記憶する人は多いであろう。今回も同様な手段を講じてくるのかと思っていたら、事態は一変していて、中国側にそんな余裕はないという記事を見た。 レアアース規制の誤算…

大切な温故知新

尖閣や竹島の問題について隣国が日本の近現代史にかかわらせて議論を展開しているのはご存知のとおりだ。ところが言われている我々国民がどういうわけか当時の事件や経緯を知らない。評価の定まらない戦前の歴史を前に学校の教師たちも教えかたに自信が無く…

海外マスコミはどう見ているか

With China's rise, Japan shifts to the rightアジアは本当に「これ」で戦争を始めるのか?前者については、わが国の上層部での微妙な「右傾化」を過不足なく指摘しているが、一般有権者にも同じ傾向があるかとなるとどうだろうか。一時的に熱くなってもや…

領有権、所有権、施政権

尖閣諸島の「国有化」とは、国際関係上の領有権のダメ押しではなく、国が国内法上の所有権を持つこと。もっとソフトに「登記簿上の持ち主名義が個人から国に変わった」とでも表現するとよかったかな。施政権は、「本質はどうあれ実効支配していること」によ…

4号機問題

脱原発を訴える「反骨の外交官」が緊急寄稿! 村田光平「新たな一大汚染の危機と国・東電の無策ぶり」3.11当時、4号機は点検中とかで原子炉内には燃料棒がはいっていなかった。使用済み燃料棒はどこか他所の建屋に保管・冷却してあるものと思ったら、同じ…