遠眼鏡屋2

三者会談(希望、維新、愛知)の共通ターゲット

維新・松井代表:「自民と連立も」衆院選後の可能性示唆
日本維新の会松井一郎代表(大阪府知事)は2日、10日公示される衆院選後の政権構想について「自民党と組むかもしれない。これまでも是々非々で対応してきた。ただ、一緒の与党になるかは別だ」と述べ、選挙後に自民と協力する可能性を示唆した。大阪市内で記者団に語った。
ーーーーーー引用おわりーーーーーー

無党派層の一人としては、このところの政治面が面白いこと。上記の記事なんかも、陰に安倍政権の意図が窺われる。改憲の障害を取り除きたいのであろうか。

海洋熱塩循環の実態をもっと調べてみたら如何

メキシコ湾流は正確に言うと、大西洋の北半球部分を時計回りに流れる海流の一部分(暖流)の名称である。この海流のエンジンは偏西風と赤道を東から吹く貿易風である。風の力をかりるところから風成循環とも呼ぶそうだ。

ところが1980年代にある仮説が広く信じられるようになった。メキシコ湾流が北上し、グリーンランドアイスランドスカンジナビア半島の海域に至ると、その一部が海深く沈み込み、水深1000m以上の深層水となって、今度は大西洋を南下し、アフリカ南端の喜望峰を回って一部分はインド洋で海面に湧き上がり、再び喜望峰、大西洋を北上する一方、別の深層水は更に太平洋にまで脚を伸ばして、北太平洋で湧昇し、海面を通って、元きた道をもどって、メキシコ湾にまで到るというのであった。一説に往復2000年を要するとのことだ。

北大西洋で海流が沈み込む理由は、北上の途中で蒸発して塩分濃度が濃くなった海水が高緯度で冷やされ、氷結するとき塩分は排除されるからますます高密度の塩水となり、ついに海底にむかって沈み込むという。この沈み込みがエンジンとなって、海洋の熱と塩分の移送・混交が行われるところから、これを海洋熱塩循環と呼び、風成循環などと合わせて、海洋大循環と呼んだりするらしい(素人の説明では危ういから、適宜検索されたい)。

例のIPCCも第3次、第4次の報告書で熱塩循環の危険性を検討し、地球温暖化が極端に進行すると、北大西洋での融雪・融氷による塩分濃度の低下により高濃度塩水の沈み込みが停止し、地球寒冷期が到来することが考えられるが、21世紀中はその危険性は少ないと結論づけたようだ。IPCCにとっては、やはり人間活動による地球温暖化が危険の第一というのであろう。

しかし、管理人が考えるのに、1980年代からの温暖化というのも、案外この熱塩循環が主役となって引き起こした現象なのかも知れないと思うのだがどうであろうか。強力なエンジンに駆動されて、南の熱が北に運ばれ、西欧文明圏や北極海の気温上昇となる一方、水温ほぼ0度Cの深層水(塩分・養分に富む)はインド洋や太平洋で湧昇する際海域の熱い水温を調節し、同時に豊富な養分を海面に上昇させる。有名なエルニーニョラニーニャ現象にともなうアンチョビ漁の大漁・不漁なども、その湧昇の緩急に同期しているのではないか。

素人の妄想はこれくらいにして結論を書く。地球温暖化の原因の一つが人間活動に由来するのは間違いないと思うが、侮れない原因候補として熱塩循環が登場してきたと感じる。海の研究のさらなる前進に大いに期待したい。

異常気象の淵源を訪ねてみる

関東地方では今年も天候不順が続いている。異常気象と呼べるだろう。天気キャスターの人たちの解説から想像するに、日本列島の上空5000から10000mあたりに、冬でも夏でも強い寒気団が頻繁に訪れるようになったことが諸現象の背景にあると感じられる。

日本列島の位置する中緯度帯(北緯30〜60度)の上空は昔から偏西風(ジェットストリーム)の吹く比較的安定的な圏界であったと思うが、近年この偏西風が激しく蛇行するようになったと聞く。偏西風を押しのけるように高緯度の冷気が進出しているらしい。

高緯度の中心は言うまでもなく北極海である。この海やその上空で何かが起きているのではないか。
まず、海について。北極海氷面積 [百万平方km]

三つのことが読み取れる。
1.北極海の海氷面積は季節によって大きく増減し、9月に最小になる。
2.同じ9月でも、80年代に比べ現在は60%ほどにまで減少している。
3.海氷面積は2012年を底として、足踏み状態にある。

次に北極海上空については、海面温度の上昇により極渦(強い低気圧)の一部に破れが生じたため、北極海に留まるべき冷気が南に張り出し、その一部分が中緯度帯にまで流れだしたという仮説があるようだ(要するによくわからない)。冬になると度々聞く三波型気圧配置がそれなのかもしれない。

もう一度視点を海にもどす。1979年と2011年の海氷

30年の間にロシア側の海氷面積は随分小さくなったが、さらに20年遡った時代のメルカトール地図の記憶では、ノバヤゼムリヤ島の西、バレンツ海でもところどころ結氷していたと思う。ましてその東側カラ海、ラプテフ海は流氷がぎっしり詰まっていたのではないか。要するに、スカンディナビア半島など西の方から徐々に氷が溶けて現在に至ったと考えられる。

氷を溶かした原因は何か。いろいろあるであろうが、誰でも思いつくのはメキシコ湾に発する暖流であろう。そして、この暖流がとんでもない代物(シロモノ)であることがだんだん分かってきた。

地球温暖化、気候変動

仏英においてガソリン車・ディーゼル車の禁止計画が発表された背後には、通称パリ協定がある。2015年12月に気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で採択され、2016年11月に発効した国際条約である。
だが、この気候変動については、科学面や政治面で長年甲論乙駁が繰り返され、さまざまな局面を経て現在にいたっている。

何かの足しになるかも知れないから、管理人のつたないまとめを書いておく。

1.1970年代まで地球の寒冷化が心配されていたが、80年代になって突然気温上昇が見られ、温暖化が広く認識されたそうだ。

2.かねて戦後の復興期から先進国の高度成長期にかけて経済発展の負の要素、環境悪化が顕著になると、環境保護運動がひろがった。

3.こうした下地のなか、地球温暖化が危険な兆候との認識が広まり、温暖化の原因が人間の経済活動にともなう温室効果ガスに由来するとの見解を発表する科学者まで現れた。

4.これに対し、地球の歴史は氷河期・間氷期を含む多種類の寒冷期、温暖期を経て現在にいたっており、今目の前の気候変動が温暖化だとしても、それが人間の産み出す温室効果ガスのせいだという証拠はない、と反論する科学者も初めのうちは沢山いたが、やがて国連や欧米先進国の環境行政の専門家(多くは予算権限を握る事務屋さん)が温暖化危惧派に加わり、国連などを舞台に温暖化対策のための壮大なプログラムが実行されるにいたった。

5.その中心にいるのが、IPCC(The Intergovernmental Panel on Climate Change、気候変動政府間パネル)である。1988年、国連傘下のUNEPとWMOにより設立され、これまで五回の報告書を発表している。

6.ところが不思議なことに、90年代末から20年間地球の温度上昇が止まっているとの観測結果があちこちで見られるようになった。これに対し温暖化危惧派の人たちは、上昇過程の中休み(ハイエイタス)だと発言したり、地球温暖化が進んで取り返しがつかないことにならないように今から対策を打つべきだと一歩後退して、予防医学的な見地をのべたりしているようだ。

7.Google Trends で調べると、Global Warming(地球温暖化)と Climate Change(気候変動)の登場頻度に傾向的な変化が現れている。5年前は前者が、最近は後者が多用されるようになった。気候変動とは温暖化・寒冷化あるいは両者の間を激しく行ったり来たりする意味に使えるわけで、世界市民の意識の微妙な変化が伺えて面白い。

8.最後に管理人の印象。幸いこの問題は切羽詰まった状況にはないが、人間はすべて万一に備えるのが肝要であるから、引き続き注視することにしよう。 と書こうと先日までは思っていた。ところが、ここに無視できない見解のあることに気がついた。それは次回に。

Well to Wheel (油井から車輪まで) が大切

前回の記事では、電気自動車(Electric Vehicle)と燃料電池車(Fuel Cell Vehicle)とハイブリッド車(Hybrid Vehicle)・プラグインハイブリッド車(Plugin Hybrid Vehicle)を横一線に並んだものとして表現した。しかし実は燃料電池車については疑念をもっている。危険物をクルマの中心にもっているなどの不安である(参照:燃料電池車のこと)。

環境主義者などは、Zero Emmision Vehicle と呼ばれるEV、FCVをベストなクルマと看做すのであろう。しかし、強力な蓄電池や水素燃料を製造する過程では大量の炭酸ガスを発生している事実を見逃しはなるまい。 Well to Wheel の全過程を合計して排出量を見る必要がある。欧州に多いと聞く環境主義者たちが、この点もっと利口になって欲しいものである。

こんな愚痴を吹き飛ばす技術革新に期待するばかりである。